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精神対話士について

心の聴診器

精神対話士の資格の取り方

精神対話士とは、孤独感や寂しさを心に抱え、痛みや辛さを感じている人に寄り添って、穏やかで暖かい対話をすることでその人の気持ちに共感してケアを行う専門職です。
そのクライアントが人生に対してやりがいを取り戻し、よりよい生活を送れるように精神的な支援を行う訪問ケアの1種となります
資格取得には、財団法人メンタルケア協会が実施するメンタルケアスペシャリストの養成講座である基礎課程と実践過程の2つを受講して、修了することで得ることが可能です。
精神対話士の受講や試験に関して年齢や学歴、職歴は一切問われることはない為、資格を取得する道は誰にでも開かれています。

ただし、精神対話士の資格は、不合格となった際は基礎課程から再度受講しなければならず、費用も同じだけかかること、また通信教育では取得できない資格となっています。
精神対話士を目指す人の中には、学生から転職を考えている社会人、または定年退職をしているシニア世代の人も多く受講して資格を取得しているようです。
開催場所は東京や大阪をはじめとして札幌、仙台、福井、名古屋、広島、福岡の主要都市で行われ、東京と大阪は年に2回、それ以外は年に1回の実施です。

精神対話士の特徴

支援対象者は、高齢者、病人、引きこもりの人等から、対人関係に悩む人、介護疲れを感じている人、震災等の被災者、ホスピスに入居している人等幅広くなっています。
他にも、学校や職場で精神的なストレスを抱える人も対象となり、心のケアを必要としている人に投薬治療や精神療法ではなく、暖かい対話を用いることが特徴です。

また、訪問ケアも行い、希望される場所まで精神対話士が訪ねていって、対話をすることで心の重みを軽く、また生きる希望を見出すヘルプを行うことも大きな特徴となります。
派遣の対象は、例えばいじめや引きこもりが原因で孤独感を感じている人や、介護疲れがある人、加齢による孤独感、喪失感がある人、長きに渡る入院で不安を抱える人等です。
精神対話士の大きな特徴とも言える派遣する場所は選ばない為、散歩をしながら対話を行うケースもあるようです。

精神対話士に向いている人

精神対話士とは、現代の社会環境の変化によって増加している心の問題に対して、助けを必要とする人の元へ出掛けて話を聞くことで解決を図るという専門家です。
精神対話士の資格をとる為の講座は、メンタルケアを学ぶのに役立つ内容となっており、実践学習ではロールプレイングも行われ、実生活にも活かすことができます。
現職にプラス何か加えたい人、あるいは、悩んでいる人の為に何か少しでも役に立ちたいと考える人に向いている資格といえます。