義肢装具士について

義肢装具士の国家資格

義肢装具士の分類は、国が定めている国家資格となりますので、義肢装具士国家試験を合格して資格をとる必要があります。
義肢等を作る時に資格は不要ですが、患者の体の採寸や、装具を適合させる際には特定医療行為がある為、国家資格の有資格者にしかできない仕事がある為です。
国家試験を受ける為には受験資格を得る必要があり、その方法の1つは、高校卒業して義肢装具士養成所で必要な専門技術を3年以上学ぶことです。
また、大学、短大で指定科目を1年以上、高専では4年以上履修してから、義肢装具士養成施設にて専門技術を2年以上学ぶ方法もあります。

他には、職業能力開発促進法に基づいた内容による技能検定を受けて合格した後、義肢装具士に必要な専門技術を3年以上学習するという方法で受験資格を得ることです。
義肢装具士の国家試験を受ける人の多くは義肢装具士養成所で専門技術を学ぶことになり、その国家試験の合格率はかなり高くなっています。
ただし、その試験が簡単であるという訳ではありませんので、学校ではしっかり技術や知識を学び、身につけることが必要となります。
義肢装具士を学ぶ人は、10代から20代、40代と幅広く、特に転職を目指す社会人が増えているようです。

モノづくりで医療をサポートする仕事

義肢装具士の仕事は、病気や怪我によって手足を失ってしまった人や、体幹の機能に問題があり支障が生じている人に、体に合わせた義手や義足等や装具等を作ることです。
患者やその家族と話し合って、希望や条件を考慮しながら、1人1人に適合する機能やデザインを考えて義肢を作り上げていきます。
装具とは、ギブスやコルセットのような低下した体の機能を補うもので、義肢装具士は調整を何度も行い、ニーズに合わせて患者の一生を支えるサポートを行っています。

義肢装具士に向いている人とは?

他の医療職に比べて義肢装具士には訓練等を受ける要素はあまりありませんので、対人というよりは技術職としての要素が大きいです。
つまり、義肢や装具を作る専門知識をもつ専門家であり、義肢の提案、義肢の作成や作成後もトラブル防止の為にメンテナンスを行う必要があります。
仕組みや素材等についての知識も求められますので、物を作ることが好きな人に向いているといえるでしょう。
また、義肢や装具はどんどん進化していますので、新しい技術も常に取り入れていくことが求められます。
現状にとどまらず、常にアンテナを張って情報収集するなど、新しいことに興味を持てることも義肢装具士にとって必要な要素です。
さらに、義肢装具の作成する際、患者のニーズを聞き出すことは非常に重要で、患者との信頼関係を築く為に、コミュニケーション能力の高さも必要となります。